植栽選びのポイント

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外構工事をするとき、またはブロックやコンクリート工事はしてあるけど後で植栽工事をするとき、樹木の種類、名前がわからなくて何を選んだらいいのかわからないという声をよく聞きます。

確かに全くヒントもなく豊富に出回っている数多くの樹木から一つを選ぶというのは非常に勇気がいりますよね（特にある程度大きな植物の場合）。今回はそんな時に選択肢の幅をぐっと狭めてくれる植栽選びのポイントをご紹介したいと思います。

その方法とは漠然と多くの樹木から選ぶのではなく、まず次の４つの質問に答えてからその条件に合う樹木を選ぶというもの。それでは、順に説明して行きましょう。

①常緑か落葉か？

樹木は大きく分けると常緑のもの（一年中葉っぱが繁っているもの）と落葉のもの（冬は葉っぱが落ちてしまうもの）に分けられます。

好みで選んでもいいかもしれませんが、用途に合わせて選ぶと選びやすいですね。たとえば、一年中目隠しをしておきたい場所だから常緑とか、冬は日差しが欲しいから落葉とか。四季を感じられるから落葉がいいという方もいらっしゃるでしょう。

ただ、「葉っぱが落ちなくて掃除が楽だから常緑」というのは半分正しくて半分間違っています。常緑の樹木は確かに秋にどさっと葉を落とすことはありませんが、一年を通して順々に葉の生え換わりをしています。従って、常緑だから全く葉が落ちないということはありませんのでご注意ください。

②樹高は？

樹木によってMAXの背の高さはだいたい決まっています。植える場所の周囲を確認してどのくらいまで大きくなってもいいか、もしくはどこまで大きくなってしまうと困るかを考えましょう。

このとき、葉張り（どの程度まで横に広がってもいいか）も一緒に考えてあげるとさらにいいですね。また、この項目に関しては剪定で解決できる場合もありますので、こちらについて気になるときはお問合わせください。

③花、実は？

基本的にどの樹木でも花が咲いて実がなります。ただし、その花も実も様々で植物によってはほとんど目立たないようなときもあります。これは完全に好みの問題でしょうが、きれいな花、食べられる実などがつく樹木がいい場合は必ずそれを条件に入れましょう。

お庭に複数の樹木を入れる場合には、その位置によって見える見えないが変わってきますので決めるポイントになるのではないでしょうか。

また、花、実によって虫や鳥が集まりやすくなる場合もありますのでご注意ください。

④樹形のイメージは？

樹木はその葉っぱ、色、幹の伸び方などによってそれぞれ特徴的なイメージがあります。お家・お庭全体、もしくはその場所にほしいイメージはどんなものでしょうか？

この時、難しく考えず「明るい」、「爽やか」、「しっかりしてる」など漠然としたイメージの方があげやすいし選びやすいでしょう。何となくでもいいのでとにかく思い浮かんだイメージを言葉にしてみると意外といいヒントになったりします。

さて、ここまで条件を絞ってもらったらもう簡単♪あとは僕たち専門家に聞いていただくかか植物図鑑またはインターネットで検索してもらえばその条件にあった植物がでてきます。いくつかの植物の名前が出てくるでしょうが、その数はかなり絞られているでしょうし、どれを選んでも条件内で大外れはしないでしょう。以上が簡単にできる植栽選びのポイントでした。

試しに一つ上げてみると

①常緑か落葉か？：一年中目隠しがしたいから常緑

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②樹高は？：周囲に邪魔なものは無いので気にしない

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③花、実は？：すっきりした感じが好きなのでなくていい

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④樹形イメージは？：涼しげな感じが好き

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この条件なら「シマトネリコ」や「オリーブ」、もしくは「ハイノキ」なんかがいいのでは？という感じです。

ただ、日当りだとか水はけだとかここからのさらに詳しい説明が必要という場合もありますよね。そんなときはお気軽にご相談ください。

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