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前回の駐車スペース①では駐車スペースの配置についてお話ししましたが、今回は敷材などによって駐車スペースをデザイン的にすることができるというお話です。
駐車スペースはその機能面から敷地の大きな割合を、しかも外(道路)から丸見えの状態で占めることがほとんどです。使いやすさが一番求められるポイントだとはいえ、できるだけ駐車スペースにもデザイン的な要素を盛り込みたいですよね。駐車スペースで使われている素材で一番多いのはコンクリートだと思いますが、それ以外に使われている素材についてもあげていきましょう。
自然石はいろいろな形のものが素材として駐車スペースにも使われています。特徴としてはナチュラルな雰囲気を演出してくれるというのが大きいでしょう。他の部分に自然素材や植栽を多く入れている場合などには、周囲との調和を一番させやすい素材です。
自然石だけで車の重量を支えられるかが心配という方もいらっしゃるかと思いますが、実際駐車スペースに使った時に重量を支えるのは表面の自然石の素材ではなくその下地に使われている砕石やコンクリートの層です。そのためこの下地の層と、化粧材としての自然石の層とをうまく一体にできれば全く問題ありません。逆に施工に問題があると二つの層の間に隙間ができてしまい、剥がれや割れの原因になってしまいます。この辺りは完成後では見えなくなってしまう部分ですので、できるだけ下地の施工に立ち会われることをおすすめします。
タイルを使った駐車スペースの場合、たいていテラコッタタイルなど暖色系のものでリゾート風にするパターンと、黒・白のモノトーンでモダン系にするパターンとに大きく分かれます。
自然石の場合と同様に、タイルの場合も車の重量は下地で支えます。タイル自体には車の重量を支える耐久性は無いのでここでも施工が大事になってきます。
また、タイルの場合自然石と比べて表面の凹凸が少ないため濡れたときのスリップに注意が必要です。さらに、タイルの中でも素焼き、磁器など素材の違いがあり、素材によっては凍結時に割れのおそれがあるものもあります。いくらタイル自体に重さを支える耐久性が必要ないとはいえ、滑り止め加工がしてあるもの、凍結に耐えうるものを選ぶ必要はあるでしょう。ちなみにこれは、駐車スペースだけでなくタイルでアプローチやテラスを造る時にもいえることです。
砂利などの骨材を樹脂で固めたリンクストーンも駐車スペースに使うことのできる素材です。リンクストーンも下地のコンクリートで持たせる素材ですが、骨材を樹脂に混ぜた状態で下地のコンクリートにコテで塗っていき、固めて仕上げます。コテ仕上げということで途中で勾配が切り替わる場合、形が複雑な場合などにも対処できる非常に便利な素材です。
素材としての特性に加えて、車の重量にも耐えられて、滑り止め効果を付けることも可能という非常に使い勝手のいいリンクストーンですが、ハンドルのすえ切り(停止状態でステアリングを大きく切ること)には弱いのでご注意ください。
その他、レンガや枕木などを使って駐車スペースを造ることもあります。これらの素材を使った場合、目地を素材の天板(上の面)まで上げずに少し下の状態で仕上げると、表面の風合いが現れてより面白みのある仕上がりになるでしょう。
これらの素材を使った場合、他の素材に比べてラフに面白みのある仕上げにすることができるでしょう。ただし、その分耐久性という面においては不安が残ることも覚えておいてください。特に枕木に関しては、いかに防腐処理が施してあるといっても天然の木材が原料ですので、常時ある程度の湿気にさらされる地面に据えられた状態で変化が無い方がおかしいというぐらいに考えておいた方がいいと思います。
さて、いろいろと素材をあげていきましたが、どうしても素材は使えば使っただけ金額的に高くなってしまいます。ご予算にも上限があるでしょうから、金額に影響なく駐車スペースをデザイン的にする方法があったらいいですよね。
次の駐車スペース③ではそんなコストを上げること無く駐車スペースをできるだけおしゃれにする方法をご紹介します。
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