愛知県名古屋市を中心に活動するエクステリア・ガーデンプランナー、Garden office Terraのコラム♪
造園、外構工事でお困りの方はお気軽にご相談ください!
昔に比べて一戸建て住宅の敷地面積が小さくなってきています。そうなってくると建物の配置も限られてくるため、お隣の玄関前にリビングの開放的な窓がきてしまったり、浴室の窓の前が人通りの多い道路になんてことが起こってしまうこともありますね。そんなとき、建物と敷地境界の間のスペースを使って目隠しになるような物を配置することによって問題を解決することができます。
このシリーズでは、数回に分けて素材ごとにいろいろな目隠しをご紹介していきます。第一回目の今回はアルミ素材です。
現在、外構で一番普及している目隠し素材はアルミ材でしょう。耐久性、施工のしやすさなどが普及の理由でしょうが、その反面既製品としてデザイン的に面白みに欠けるという欠点もあります。ただ、最近は表面を化粧する木目調のラミネート材などもでてきていますのでその欠点もかなり補われてきています。
ちなみに、アルミ素材での目隠しはほとんどがウッドで同じ形に作ることが可能です。その場合、デザイン的に面白くなる反面、耐久性とコストの検討をする必要があるでしょう。
目隠しフェンスの定番といえばルーバーフェンスです。ルーバーフェンスとは、傾きを付けた板を段々に取り付けることによって視線を遮りながら風を取り込むことのできるフェンスのことです(下図参照)。
機能的には非常に優れた特性を持っているルーバーフェンスですが、デザイン的にはちょっと物足りませんね。そんな中、樹脂を使って光を通すものや、ラミネート材を使って風合いを変えられるものも出てきています。
視線を100%遮ることはできなくても、ワンクッション入れて焦点を手前のものに合わせることによって、奥の物は意識的に覗こうとしない限りある程度見えないようにすることができます。そんな時によく使われるのがボーダーフェンスです。横板の幅と間隔によって目隠し効果も雰囲気も変えることができます。既製品でもバリエーション豊かな商品が出回っていますが、よりデザイン的にこだわるのなら好みの横板をオリジナルで配置するのがいいでしょう。
横板の幅と間隔のバランスは、1:1より間隔が大きくなってしまうと間延びした印象になってしまいます。できれば2:1ぐらいだと見栄えがいいでしょう。本格的な目隠し効果を期待したい場合は5:1ぐらいにした方がいいかもしれません。また、板の幅は大きい程重厚感が出て、小さい程繊細な印象になります。
ラミネート材のカラーバリエーションも非常に豊富にあります。建物の外壁や周りの雰囲気に合わせて選択してみましょう。
ただし、ラミネート材にも弱点があるのでご注意ください。一つ目は、引っかき傷に弱いことです。アルミ材の表面に薄いラミネート塗装がされているという構造のため、表面に傷がつくと中のアルミ材が見えてしまいます。次に二つ目は、色あせしないことです。これは長所でもあるのですが、ラミネート材は基本的に屋外でも色あせしないようなUV対策がされています。そのため経年変化がほとんどないのですが、他の素材が色あせていく中でラミネート材だけがピカピカの新品同様となると逆に浮いてしまいます。周りの素材との組み合わせで注意が必要ですね。
ボーダーフェンスの横板と同様に縦格子のスクリーンでも目隠しをすることができます。モダンな印象で、和風にも洋風にも合わせることができます。
格子スクリーンの場合は、すっきりとした印象に見せることが多いため細い素材を使うのが一般的です。間隔も格子と1:1程度に狭くした方が間延びしなくていいでしょう。また、幅の細い素材を使うと幅よりも奥行きの方が長いものになるため、正面から見たときと斜めから見たときで目隠しの効率が変わってきます。
縦のラインを使った例としては枕木風やウッド角柱風アルミ材を使った目隠しもあります。こちらも向きによって目隠しの効果が変わってきますね。
このシリーズではいろいろな目隠しをご紹介していきます。ただ、目隠しと言っても単純に隠すだけではなく、デザイン的に+αになるようなものをご紹介していきたいと思いますので参考にしていただければ幸いです。
詳しいご相談はこちらから、お気軽にどうぞ!
愛知県名古屋市を中心に活動するエクステリア・ガーデンプランナー、Garden office Terraのコラム♪
造園、外構工事でお困りの方はお気軽にご相談ください!
Garden office Terra
名古屋市中区丸の内1-9-24
無料相談受付中
TEL/FAX:
052-204-6925
Email: info@garden-o-terra.com
無料相談はこちらから!
まだコメントはありません。