外構の中でおすすめの植栽④（シンプルモダン）

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ここまで外構の中でおすすめの植栽としてシンボルツリーなど役割に合わせてご紹介してきましたが、今回からは外構のスタイルに合わせたおすすめの植栽もご紹介していきたいと思います。というわけで、ここではシンプルモダンスタイルの外構の中でおすすめの植栽に注目してみます。

シンプルモダンというと、その名の通りシンプルですっきりとした素材を使い直線的なデザインという印象が強いと思います。そんな中では柔らかい印象を与えがちな植栽をあえて除いている場合もありますが、アクセントとして植物を加えることによってシンプルモダンのテイストをより一層引き立てることもできます。

今回はシンプルモダンの外構に合わせやすいおすすめの植栽ということで、葉や花の色でアクセントになるような、かといってうるさい印象を与えないような低木草花をご紹介していきます。

アルテミシア（アサギリソウ）はシルバーのカラーリーフが美しいキク科の多年草です。耐寒性も強く、比較的育てやすい植物でしょう。

特徴的なシルバーリーフは色合いを抑えたシンプルモダンの外構との相性もよく、アクセントというよりはベースになるぐらいの素材かもしれません。ただ、アルテミシアだけだとふわっとした印象で背景と同化してしまうこともあるので、濃いめの色の他のカラーリーフと合わせるとより存在感が際立ちます。

ミスカンサスは斑入りの葉が美しいイネ科の多年草です。こちらも非常に丈夫な植物で、一年中緑を見ることができます。

シュッと伸びた葉はグラス系特有のもので似たような形のものもいろいろありますが、斑の部分の白さが一番美しいのはミスカンサスです。シンプルモダンの外構の場合、黄色系の斑のものよりも白系の斑のものの方がスッキリした印象になり合わせやすいでしょう。

チョコレートコスモスはキク科の多年草です。花色もチョコレート色ですが、香りまでチョコレートなのが面白いですね。

シンプルモダンの外構というと派手な花色のものは合わせにくいものですが、そんなときに使いやすいのがチョコレートコスモスです。花の形は可愛らしいのに、そのチョコレート色のおかげで主張しすぎず上品に納まります。また、どうしてもシンプルモダンというと白っぽい全体像になりがちなので、濃い花色はいいアクセントになるでしょう。

フィソカルパス・ディアボロは銅葉（赤紫色の葉）が美しいバラ科の落葉低木です。銅葉が美しい植物はいくつかありますが、その中でもフィソカルパス・ディアボロの新芽は特におすすめです。

チョコレートコスモスの花と同様、フィソカルパス・ディアボロの葉色もシンプルモダンの外構の中で非常にいいアクセントになってくれます。また、５〜６月頃には白い花が咲き、葉色とのコントラストが見事です。一つだけ残念なのは、落葉樹のため冬場は葉を落としてしまうことでしょう。

ヘウケラはユキノシタ科の多年草です。カラーリーフのバリエーションが非常に豊富で日陰にも強いことからお庭造りの中で欠かせないものになっています。

銅葉やキャラメル色などシンプルモダンの外構に合わせやすい葉色の品種がいくつも出ていますが、今回アクセントとしておすすめなのがライムグリーンです。シンプルモダンの外構の中ではあまり多すぎるとうるさくなってしまいがちな色ですが、横に広がっていくのではなく株自体が大きくなるヘウケラならある程度計算してカラーバランスをとることができるでしょう。

今回はシンプルモダンの外構の中で使いやすいおすすめの植栽をいろいろとご紹介してきました。それぞれ単体でも十分美しい植物ですが、これらを組み合わせることによってコントラストが強調されてより美しくインパクトのある外構、お庭にすることができます。ただ、慣れるまではその組み合わせを考えるのもなかなか難しかったりすると思いますので、そんなときはお気軽にご相談ください。

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