外構の中でおすすめの植栽⑥（和モダン）

愛知県名古屋市を中心に活動するエクステリア・ガーデンプランナー、Garden office Terraのコラム♪

造園、外構工事でお困りの方はお気軽にご相談ください！

ホーム＞コラム＞外構の中でおすすめの植栽⑥（和モダン）

今回の外構の中でおすすめの植栽は、和モダンの外構に合わせやすい植栽です。

記憶力のいい方はお気づきかもしれませんが、前回の外構の中でおすすめの植栽は「モダン和風」でした。今回は「和モダン」ですがその違いは、、実は特に決まっているわけではありません。笑

前回は和洋折衷でもバランスのとりやすいある程度華やかなものを選びましたので、今回はシンプルモダンにも合わせやすい和風テイストの植栽をご紹介していきたいと思います。

フッキソウはツゲ科で常緑の多年草です。日陰に強く強健なので、非常に使い勝手がいいでしょう。常緑なので緑が少なくなりがちな冬場には貴重な存在にもなります。葉の緑が一番の見所ですが、斑入りの品種もありアクセントにすることができます。

昔から日本庭園にも使われていた植栽ですが、主張しすぎず安定した緑をキープしてくれることからシンプルモダン外構に合わせてもベースの緑として使うことができます。横に広がる性質がありますので、広がり過ぎると困る場所では注意が必要です。

ホスタ（ギボウシ）はユリ科の多年草です。葉の大きさ、葉色、斑の入り方など非常にバリエーションが多く葉色だけでも十分楽しむことができます。冬場は地上部を枯らして休眠していますが、翌年の春にはまた美しい葉を芽吹かせます。

葉色を選ぶ必要はありますが、爽やかな緑はシンプルモダン外構の中でも存在感を発揮します。特に大株で単色の葉色のもの（特に濃い緑かライムグリーン）は夏の主役になってくれるでしょう。ただし、強烈な日差しには弱いので日陰を選んで植えるといいでしょう。また、冬場は葉がなくなってしまいますのでこれをカバーするために常緑のものを添えるなどするとバランスの良いお庭になります。

トクサはトクサ科で常緑の多年草です。縦に節のある茎を伸ばす特徴的な形をしており、その茎が密集しています。こちらも緑を楽しむ植栽ですが、形が特徴的なのと高さが1mにもなることからお庭の中でアクセント的な存在になります。

昔から日本庭園の中では非常にポピュラーな植栽で、茎の表面がザラザラしていることから紙ヤスリのように使われていたようです。舞妓さんが爪を研ぐのに使っていたなんてロマンチックな話もありますね。和モダン外構の中でもやはりその形からアクセント的に使うことができます。これらを使えば緑だけでも色の濃淡、葉の形状、大きさに変化をつけることで楽しむことができますね。

ツワブキはキク科で常緑の多年草です。京都の路地の定番といえばトクサとツワブキといえてしまうほどこちらも和風の印象が強い植栽ですが、常緑の大振りな葉と冬に咲く黄色い花が特徴的です。昔から日本庭園に植えられていただけあって、様々な斑入りの品種もあります。

シンプルモダン外構の中でもツワブキの葉の横の広がりとトクサの茎の縦の広がりという組み合わせは定番として使えてしまうような存在です。和モダンの中ではあえて斑入りではないシンプルな葉のものをおすすめします。

カメリア・エリナカスケードはツバキ科の常緑低木です。ここまで葉を楽しむものがメインでしたので、最後に花を楽しめるものを入れておきました。このカメリア・エリナカスケードはツバキの仲間ですが、葉も花も小振りで樹高も1mちょっとにしかなりません。しかも枝がしだれるため柔らかい印象を与えてくれます。

良く観察すると花の形もツバキっぽくて和風なのですが、全体的な柔らかい雰囲気は和モダン外構の中でも違和感なく合わせることができます。あまりメインという存在ではないかもしれませんが、邪魔をしないけれどいいアクセントにもなるという難しいポジションを無難にこなしてくれるでしょう。

このようにあげていくと、日本庭園で使われているような植物でも意外と違和感なくモダンスタイルの外構に合わせられる印象を受けるのではないでしょうか。もともと日本庭園でも直線を多く使ったり市松模様を使ったりとかなりモダンスタイルにつながるようなデザインを取り入れているため、このような印象を受けるのかもしれませんね。

ただ、どうしても組み合わせによってはバランスが崩れてしまうことがありますので、そんなときにはかっこいいお庭造りのお手伝いができれば幸いです。

詳しいご相談はこちらから、お気軽にどうぞ！

ホーム＞コラム＞外構の中でおすすめの植栽⑥（和モダン）

愛知県名古屋市を中心に活動するエクステリア・ガーデンプランナー、Garden office Terraのコラム♪

造園、外構工事でお困りの方はお気軽にご相談ください！