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外構工事の際、設計と施工管理を同じ人がする場合と違う人がする場合があります。今回はそれぞれのメリットとデメリットについてのお話です。
建物の建設工事の場合、設計と施工管理は別の人が担当するのが普通でしょう。これは、建設工事の中での工種が多く、同時に多くの人間を動かす必要があるためそれぞれの手配、工程管理、仕上がりのチェックなどに多くの労力を使ってしまうためであるように思われます。また、工種の多い分だけそれぞれの知識も必要になるため、一件あたりの工事期間が長くなるためなどの理由もあるでしょう。
それでは、工事の規模として建物に比べると小さいことが多く、また工種もあまり多くない外構工事ではどうでしょうか。現状としては設計と施工管理を別の人が担当する場合と同じ人が担当する場合の両方があるようですが、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。
外構工事で設計と施工管理の担当者が違う場合、メリットとしてはそれぞれの専門職として各工程を担当できるという点があります。やはり一般論としてはそれぞれの専門職が各工程を担当することによる安心感はあるようです。また、それぞれの労力を軽減することによって複数の現場を同時に進められるというメリットも大きいでしょう。ただ、この点はお施主様よりも業者側のメリットということになってしまいますね。
デメリットとしては、それぞれの担当者が変わることによる情報伝達の難しさにあります。同じ情報を得たとしても人によって受け取り方に違いが出るように、設計者と施工管理者とで同じ図面、数値を見ているのに違う判断を下してしまうことがあります。お施主様は一般的には設計者と打合せをすることになると思います。ということは、お施主様はこのときの施工管理者の判断よりも設計者の判断を求めていたということになっても不思議ではありませんね。
この場合の解決策としては、設計者と施工管理者の情報の共有化と意思の疎通をしっかりとしておくということが重要でしょう。また、設計者がある程度頻繁に現場に足を運ぶということでもいいかもしれません。
外構工事で設計と施工管理の担当者が同じ場合、一番のメリットは最もプラン内容を理解している者が施工にも立ち会うことができるということでしょう。設計者は外構プランの中で機能面、安全面は当然としてデザイン面に関してもお施主様のご要望を汲み取って十分に検討した上で形にしていきます。このときに図面の数字では伝えきれない雰囲気やニュアンスのようなものもできてきます。これを他人に伝えるのはなかなか難しいでしょう。また、お施主様のご要望を直接伺っている者が打合せから完工まですぐに相談できるポジションにいるという安心感もあるようです。
デメリットとしては、設計者の施工管理に対する知識、経験不足があげられます。机の上で描いた図面の通りに外構工事も進んでいきますが、どうしても建物の位置が予定と違い数字のずれが出てきたり、想定外の埋設物(水道、電気、ガス管など)が出てきたりと現場レベルで調整しなければならない場面に直面することが多々あります。このような現場レベルでの調整では、施工管理者の知識と経験が不可欠です。現場経験が少ない施工管理者では正しい判断をするのがなかなか難しいでしょう。
この場合の解決策は非常にシンプルで、担当者が現場経験を積むこと以外にありません。逆に言えば、設計者の現場経験が浅い場合には、他に現場経験豊富な施工管理者を担当させた方がいいと言えるでしょう。
ちなみに、Garden office Terraでは基本的に設計と施工管理は同じ者が担当させていただきます。これは、設計段階から施工段階まで共通の意識で現場を進めたいという希望と、現場経験が豊富な設計者が施工管理を担当できるというストロングポイントを持っているからです。
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