愛知県名古屋市を中心に活動するエクステリア・ガーデンプランナー、Garden office Terraのコラム♪
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一般的に建物の玄関ポーチは道路よりも高い位置に造られます。これは雨水の流入防止や造成時の土地の形状などのためですが、外構工事ではこの高低差を何らかの方法で解消しなければなりません。今回はその解消方法のお話です。
それほど高低差がない場合、または車いすなどの出入を意識した場合にはスロープが使われます。
コンクリートなどの透水性のない舗装材を使う場合、水溜まりができないように一般的に2〜3%の水勾配を付けます(1mの距離に対して2〜3㎝の高さ)。したがって、道路から建物までの距離が5mの場合には普通の施工でも道路面から10〜15㎝程度上がった位置が建物側の仕上がりになります。
また、車いすの使用を意識した場合でも一般的には8%程度の勾配であれば問題ないとされていることから(8%の勾配では5mの距離で40㎝の高さ)、この勾配の調整だけでもかなりの高低差を解消することが可能であるということができます。
スロープだけでは高低差を解消できないとき、またデザイン的に面白みを出すときなどには階段を使います。
階段の寸法は、一段あたりの踏み面(奥行き)が30㎝程度、蹴上げ(高さ)が15㎝程度が歩きやすいとされています。踏み面は短いと踏み外しの危険がありますし、蹴上げが高すぎると足を高く上げなければならないので大変です。また、何段も連続してある階段で蹴上げの高さに高低のブレがあるとつまずく原因になりますのでご注意ください。
また、安全面からいうと下地にはブロックなどしっかりと基礎を埋め込んで固定できるものを使用することをおすすめします。
人が出入する場所ではなく高低差が大きい場合には土留めを使います。
土留めはコンクリートブロックで造るのが簡単でコストも抑えられますが、状況によっては(高低差が非常に大きい場合、宅地造成区域の場合など)CP、RC擁壁などを用います。この辺りの判断は現場の状況によって変わってきますので、心配な方は個別にご相談ください。配置を工夫することによって土留めの種類を変えてコストを抑えることが可能な場合もあります。
このように、現場の環境、お客様のご都合に合わせた高低差の解消方法を使って使い勝手のいい外構工事を行なっていきます。ご家族の状況の変化に伴ってリフォームをする必要が出てくることなどもありますので、そんなときはお気軽にご相談ください。
詳しいご相談はこちらから、お気軽にどうぞ!
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