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最近質問していただくことが多いので、植栽の植え方シリーズです。
ここでは、シンボルツリーのおすすめの植え方を簡単に説明していきます。
現場の土の状態がよければそのまま植込みができますが、粘土質が多いなど状態が悪い場合は土の入れ換えをしてあげます。
シンボルツリーということである程度の高さのものになると思いますが、高さ2mぐらいのものであれば深さ50㎝ぐらいは入れ替えてあげるといいでしょう。
新しく入れる土は水はけのいい山砂をベースに腐葉土、バーク堆肥などを混ぜ込む、またはマルチングしておきます。
根が十分収まる大きさに穴を掘り、植込んでいきます。
高さ2mぐらいの植栽でしたら根巻の状態が多いでしょう。麻布など自然素材の場合は穴を掘ってそのまま植込んでしまいます。(あまりないかと思いますが)化学繊維などの場合にはそれらを取り除いて植込みます。このとき、元々その植栽が植わっていた地面の高さを意識して深植えしないように注意しましょう。
高さのある植栽の場合は、新しく伸びる根を保護するため竹などで支柱を立ててあげましょう。シンボルツリーの場合でしたら状況に応じて一本、三本、鳥居支柱などにしますが、株立のもので支柱が必要ない場合などもあります。
また、シンボルツリーということで見られることも多い場所に植込むと思いますので、その株の表をちゃんと意識して向きを決めて植込むといいでしょう。
植込直後はまだ新しい根が出ていない状態のため、多くの水やりが必要になります。できれば一ヶ月程度は毎日水やりをするといいでしょう。
このとき、地面の表面が濡れる程度ではなく、一度表面に水が浮き上がるぐらい多めに水やりをします。これにより、根の深部への伸長を促し、土中の空気の入れ換えにもなります。
また、水やり以外に年に数回緩行性肥料をあげておくといいでしょう。
このように文章に書いていくとそれほど工程もなく簡単にできそうですね。ただ、シンボルツリーとして植える植栽というとある程度高さのあるものの場合も多いかと思いますので、実際にやってみると意外と大変だったりすることもあるでしょう。そんなときには、上のコラムには細かくなるので書けませんでしたが、プロとしてより植栽に配慮した枯れにくいような植込みをさせていただけますのでお気軽にご相談ください。
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