愛知県名古屋市を中心に活動するエクステリア・ガーデンプランナー、Garden office Terraのコラム♪
造園、外構工事でお困りの方はお気軽にご相談ください!
外構工事の中でも、植栽工事は比較的周りの環境に左右されやすい工事です。それでは、植栽工事はどのタイミングでするのがいいのでしょうか。
このコラムでは、外構工事全体の流れの中でみた場合と一年を通してみた場合での植栽工事のタイミングについてお話しして行きます。
外構工事の中で植栽工事は一番最後に行なうことが一般的です。その理由として一番重要なのが、植栽工事は施行後に水やりなどの管理をしなければならないということではないでしょうか。
他の外構工事の工程(コンクリートやアルミ、ウッドなどの工事)では、一定時間施行後の養生は必要ですがその養生後に短いスパンでメンテナンスなどの必要はありません。そのため、一度施行が完了してしまえばその後の工程に影響を及ぼすことはほとんどないと考えることができます。反対に植栽工事では植込み直後は特に頻繁に水やりをする必要があり、近くでコンクリートの打設を行なう場合などは固まりに影響を及ぼしてしまう危険性があります(逆にコンクリートの成分が植物に影響を及ぼす危険性もあります)。また、足場、動線の確保ということでも、他の工程のものよりも接触時にダメージを受けやすい植栽工事を後回しにする意味があります。
デザイン的な面から見ても、植栽工事は使用する植物の株の形の個体差など流動的な部分があるためベースとなる枠が決まった状態で配置してあげた方がバランスをとりやすいということもあります。これらのことからやはり植栽工事は外構工事の中で最後に行なうのがベストのタイミングと言えるでしょう。
ちなみに、ガーデンリフォームなどで既に植物が存在する状態で工事を進めなければならないというシチュエーションもあるでしょう。その時には既存植物の根の養生、枝葉の剪定などを予め行なうことによって作業のダメージに備えます。年数の経っている植物であればある程度の耐久力が期待できますが、それでも施行前のケアをしておいて損はないと思われます。
それぞれの植物にとって最適と言える植込み時期はありますが、もっと大きなくくりでみて植栽工事全般で一年間の中で適している時期とそうでない時期があります。
具体的に説明していくと、春と秋は植栽工事に適していて夏と冬は適していません。その理由としてあがるのが、根が痛んでしまう可能性が高いからです。夏はせっかく水やりをしてもそれがお湯のように熱くなって逆に根にダメージを与えてしまいますし、冬は土壌中の水分が凍結してこれも根にダメージを与えてしまいます。それぞれ水やりの時間帯を選べばある程度の対策にはなりますが、植込み直後の影響を受けやすい根にとっては致命的ダメージになってしまう可能性があります。したがって、根本的な対策としては植物に深刻なダメージを与える可能性のある真夏と真冬の植栽工事は避けるというのが最も効果的だと思われます。
ただ、外構工事のスケジュール上どうしても植栽工事が真夏や真冬になってしまうということもあるでしょう。そんなときには、弊社としては少しの間見た目が寂しい期間ができてしまうとしてもタイミングをずらしてより植物へのダメージの少ない時期に植栽工事を行なうことをおすすめしています。
植栽工事は建物関係の工事の中では珍しい生き物を対象とした工事です。どうしても植物の都合に合わせたタイミングでの施行を強いられてしまうこともありますが、結果的にそれが将来的な見栄えの良さにつながってくれるでしょう。施行後のメンテナンスを楽にしてあげるためにも、植栽工事のタイミングにも気を使ってあげるといいのではないでしょうか。
詳しいご相談はこちらから、お気軽にどうぞ!
<関連コラム>
愛知県名古屋市を中心に活動するエクステリア・ガーデンプランナー、Garden office Terraのコラム♪
造園、外構工事でお困りの方はお気軽にご相談ください!
Garden office Terra
名古屋市中区丸の内1-9-24
無料相談受付中
TEL/FAX:
052-204-6925
Email: info@garden-o-terra.com
無料相談はこちらから!
まだコメントはありません。